鹿鼎記-29・30章-
こちらのあらすじ&人物紹介が簡潔で分かりやすかったので貼っておきます。
鹿鼎記の世界: たくせんの中国世界
〜先々週のあらすじ〜
台湾の若君・鄭(てい)様が大好きな阿珂(あか)ちゃんと相思相愛のようなので、ボッコボコにしました。
〜先週のあらすじ〜
まだまだ鄭様ボッコボコ。
平西王・呉三桂(ご・さんけい)が謀反を起こしそうなので皇帝の妹・建寧公主(けんねい・こうしゅ)を息子の呉応熊(ご・おうゆう)に嫁に出しがてら小宝が様子を見に行くことに。
その道中ドSの公主をぶん殴ってやったら逆に尽くす女になりました。
〜今週のあらすじ〜
明の売国奴・呉三桂を殺したい九難(阿九。明朝の公主)と天地会を含む反清派閥。
清に謀反の恐れがある呉三桂を殺したい皇帝。
でも敵は強大だ! 騙し合い・探り合い・殺害・隠蔽の嵐!
呉応熊がひたすらかわいそうな週。
一目ぼれした都会から来た美人の婚約者に 局部をちょんぎられるって かわいそう…。
白いパンツに滲んだ鮮血が痛々しいです。
更にその未来の嫁さんは一緒にきた部下とデキてるっていう。
阿珂は傾城の美女・陳円円さんの娘でした。
円円さんは呉三桂の愛妾。つまり阿珂は実の父親である呉三桂を15年間憎み続け、殺そうとしていたのだった!
と思ったら実の父親ではありませんでした。
〜感想〜
呉応熊がかわいそうすぎる。
円円さんもかわいそう。
円円の所有者:
楼閣→ 明の皇帝→ 皇帝「イラネ」→ 明の呉三桂→ 明に攻め込んできた李自成→ 清に下った呉三桂
小宝が女のタイプによって態度を変えているのが良く分かった回。
ドSでMの建寧公主には 偉そうで自信たっぷりなご主人さま的態度で。
純真なお嬢様の沐剣屏には 「バカバカ! 俺のバカ!」→ 慌てて小宝に優しくする
見事な工作の掛け合いで見ごたえがありました。
- ラウンド1:楊溢之の死体・牢番・モンゴルからの使者
牢で拷問されていた楊の兄貴を助け出すも、小宝の部屋で死亡。
なぜ投獄されたかを牢番を責めて聞き出すが、さてこの2人をどうするか。
小宝は「役人はまずい事を上に隠す」と言い、そのまま牢に戻す。
役人だけあって分かってるー!
モンゴルの使者から謀反の計画を聞き出すことに成功。しかし呉の方も使者が来ないことに気づく。どうするか。
小宝は「こいつの証言だけが謀反の証拠だ。生きたまま北京に送る」と言い、自分の部下の兵士の中に紛れ込ませる。
代わりに、使者に似た悪人を適当に殺して顔を潰し、どこぞの楼閣へ隠すように指示。
- ラウンド2:呉応熊をいかに殺害するか
モンゴルからの使者の死体を隠しているだろうと、小宝・公主の部屋になんとか踏み込もうとする平西王府。
小宝は公主の部屋を兵士で取り囲み、呉応熊のみ寝室に入れることを許可する。
そして、公主は「いやー何するのー!」とか言いながら銃床で応熊をぶん殴り、下腹部に発砲。
さらに公主は服毒自殺騒ぎを起こす(もちろん演技)。
呉三桂は公主が嘘をつき、息子を殺そうとしたことが分かっていて、証拠がないため手が出せない。
- ラウンド3:証拠探し
小宝サイド:呉三桂と呉応熊を殺したいが、兵士は屈強、呉三桂は強いし、平西王府(雲南)は広くて北京まで逃げ切れそうもない。相手の出方待ち。
呉三桂サイド:皇帝が自分の謀反を疑い、腹心の小宝を送り込んできたと思っている。でも証拠がないので何もできない。
ここで呉三桂が刺客(阿珂)に襲われる。
こいつも小宝の差し金では? と疑った呉三桂、大けがを装い、牢に幽閉した阿珂…ではなく、その前にとっ捕まえておいた沐剣屏群主を、公主の侍女として潜り込んだ刺客として会わせてみる。
小宝は「確かに公主の侍女の一人だ」と言ってしまう。
そして、自分が拷問して吐かせると言い、助け出してしまう。
これにより、少なくとも呉三桂の命を狙う沐王府と小宝が繋がっていることがバレてしまう。
そして小宝はバレてしまったたことを知る。
そして、小宝の安全を天地会が見張り、それらの動きを平西王府が見張る…という展開に。
今週は陳円円に「小宝、阿珂を助けて」と頼まれたすぐ後に、平西王府の兵士が乗り込んできて…で終了。
来週も楽しみです。