イエスマン ―思わぬほうに、思わぬほうに流れていく

イエスマン “YES”は人生のパスワード 特別版 [DVD]

　あらゆる誘いに適当な理由をつけては断る男、カール。
離婚した元妻は既に新しい男といちゃついてるし、昇進の話はフイになるし、親友には愛想を尽かされるしで散々。
ある日再会した破天荒な友人に紹介された自己啓発セミナーで、「全ての決断・誘いにＹＥＳと答えないと災いが起こる」と言われる。
　全てにＹＥＳと答えることでカールの人生が……

　公開当初から気になっていた作品です。
ジム・キャリーですしね！

　終始「おいおい！」とツッコミを入れながら笑いっぱなしでした。
全てにＹＥＳと言うったって、限度があるでしょう。
それにＹＥＳなんてありえない！　
　つまらない毎日→イベント（ここではセミナー）→順調→トラブル→解決→ハッピーエンド　、と分かりやすい筋の物語と分かっていてなお、笑わせて引き込ませる「無茶」があります。

　ＥＤの無茶にはびっくりしました。
あれ、実際にある商品なんですね…。
　この映画自体が実体験を基にしている、というのも驚きました。

　世の中面白い人がいるもんです。

　韓国語を習う　というシーンがありました。
英語圏において一番習得しづらいのが日本語とアラブ語、次に韓国語だと聞いたことがありますが、多分ここでも「習うなんてありえない！」言語として選択されたのかな、と思いました。
まず習わない言語、そして母語者とアメリカで遭遇しそうな言語。
　何年か前なら日本語だったのかなと思うと、韓国の隆盛が表れているようで興味深かったです。

　作品中にヒットした他の映画が沢山出てきます。
私が覚えているだけで、
トランスフォーマー、３００、ハリーポッター（１，２）、ＳＡＷ（多分１）。
ちょっとニヤリとしますね。
　amazonでは本作品と３００、ハリポタがセットで売られているようです。笑いました。

　作品内バンド「ミュンヒハウゼン症候群」が”いかにも”な感じで、画面に出た瞬間に笑いました。
もうバンド名からして。
悪いけど売れなさそう、アングラっぽい、インディーズっぽい。
ＤＶＤ特典でミュンヒハウゼン症候群（※バンド名）のインタビューとＰＶが入っていました。
気合い入りすぎです（笑）。
そして音楽。
　ロックじゃねぇｗｗｗｗｗ　テクノｗｗｗｗｗ
いやロック？？　むしろ生き方がロック？？

　ちょっと色んな頼まれごとにＹＥＳと言ってみようかな、という気になります。
……言ったが最後、私の場合は、永久に家事とダイエットをやらなきゃいけない未来が目に見えるので、気になるだけに留めたいものですが。